千と千尋の神隠しテーマ曲「いのちの名前」を弾いてみた
こんにちは。
こぐまと申します。
早速ですが、今回弾いてみた曲はこちらです。
映画「千と千尋の神隠し」は2001年に公開されているので、今から約20年前に初めて見たことになるんですね。その頃の私は小学生だったわけですが、「怖い映画」という印象が強かったことを覚えています。
(※以下ネタバレ含む)
主人公の千尋が10歳の少女なので、年齢が近いこともあり自分を重ねて見ていたのかもしれませんが、特に私はビビりなので怖いことだらけでした。
・人気のないトンネル
・両親による無銭飲食
・両親が豚
・一人ぼっち
・見るもの見るもの怪物
・透明感ありすぎて温度感のない美少年ハク
・釜爺のビジュアル
・湯婆婆の圧倒的な圧
・腐れ神の腐敗臭(想像)
・妙にグロテスクな坊
・カオナシ
・手足生えたカオナシ
思い出せるだけでこれだけの「怖い」要素が…
これらの試練を乗り越えて、成長して、現実の世界へ無事に帰った10歳の千尋には、敬服の念しかありません。今やれって言われても私には無理かも。
それでも、年を重ねながら何度か見返すうちに、恐怖を越えて感動がやってくるようになって、大好きな映画になるので不思議です。さすがは日本映画歴代興行収入第一位。
特に映画の終盤、トンネルを出るまでは振り向いてはいけないとハクに言われた千尋が、振り返りそうになりながらも前を向いて現実世界へ帰っていくシーンは、とても心を打たれます。
別れが人を強くする、というのは本当なのかもしれません。
今回弾いてみた「いのちの名前」は、不安でいっぱいの千尋がハクからおにぎりをもらって泣きながら頬張るシーンと、先ほど挙げたトンネルへ向かう終盤のシーンで流れる曲です。
どちらも胸がキュッとなるような切ない場面ですが、同時に温かいエールを感じるシーンでもあります。
心を込めて演奏しましたので、ぜひご視聴ください。